2008年6月14日ダイヤ改正!!(西武新宿線編)
前回に引き続き、2008年6月14日に行われる西武鉄道のダイヤ改正について考えてみたいと思う。
今回は、地元を走っている西武新宿線編です。
西武新宿線での大きな「目玉」は、なんといっても新種別「拝島快速」の設定です。
率直な感想は、種別に「拝島」を入れる必要があったのか少し疑問があります。
以前、西武新宿線には「快速」という種別がありました。
その昔は、朝通勤時間帯の本川越始発の急行が「鷺ノ宮」を通過、拝島・西武遊園地始発の急行が「上石神井」を通過するという、千鳥式のダイヤを設定していました。(現在所有している「西武時刻表第9号・第10号」で確認)
しかし、同じ急行で停車駅が違うという誤解を招く可能性が非常に高かったため、西武新宿線に特急レッドアローが定期列車として設定された平成5年12月6日のダイヤ改正(西武時刻表11号)から、本川越始発の鷺ノ宮通過の種別が「通勤急行」、拝島・西武遊園地始発の上石神井通過の種別が「快速」という設定になりました。
このダイヤが変わったのが、中村橋~練馬高野台が複々線化された平成13年12月15日のダイヤ改正(西武時刻表第17号)でした。このダイヤ改正で今までの通勤急行と快速が、すべて上石神井・鷺ノ宮に停車する急行に統一、本川越始発の新「通勤急行」の設定がなされています。
この経緯を踏まえて、新「快速」の設定で、よかったと思いますが、あえて「拝島快速」と付け加えたのはなんらかの理由があるのでしょうか。中央線・青梅線との競争でしょうか。
中央線・青梅線との競争にこの「拝島快速」は勝てるのか!?
この拝島快速の停車駅は高田馬場・鷺ノ宮・上石神井・田無・小平・玉川上水・武蔵砂川・西武立川となっています。花小金井通過はわかりますが、萩山・小川通過の時点で乗り換え客は想定していないことになります。また、東大和市通過も、この駅からの乗客は想定されていません。もちろん、田無~玉川上水間の折り返し運転により、本数減にはなりませんが、今の急行と違って乗換えをしなければならなくなり、利便性が若干落ちる可能性があります。
所要時間は43分となっています。中央線青梅特別快速を新宿から拝島まで乗車した場合、日中はだいたい38分なので、所要時間は中央線の方が早いことになります。
では、この拝島快速は日中何本運転されるのか。
想像するに、現在走っている急行2本をそのまま拝島快速にする可能性が高いと思っています。もしくは、1本拝島快速、1本急行のままなのか。
2本拝島快速にした場合、中央線は青梅特別快速は1本なので西武線の方が利便性は上になります。中央線はもう1本快速での青梅線直通が日中走っていますが、新宿~拝島までの所要時間が1時間を越えます。本数的にも時間的にも西武線の方が計算しやすいですね。
さて、もう一つの改正内容として、国分寺線からの本川越までの直通電車が運転されます。
西武線の原点となる、川越鉄道の区間の運転ということで、これまた面白い内容でありますが、この内容が意味するものは・・・。
現在のダイヤでは、国分寺始発の新所沢行きが1時間に1本走っていますが、新所沢で先行して走っていた本川越行き(急行)と待ち合わせしています。この必要がなくなります。
逆に、この国分寺からの本川越行きが西武新宿からの新所沢行きと待ち合わせをする可能性があります。もちろん、待ち合わせをしなくても、新所沢行きを先行して走らせておけば、自然と待ち合わせをすることになります。
さて、この西武新宿からの新所沢行きの種別ですが、現在は急行です。今までどおりいけば、急行のままになるのでしょうが、個人的には準急でいいのでは?と思っています。やはり、遠いところに行く列車の方が、種別が格上の方がいいと思います。
これらの点にも注目してみたいと思います。
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